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2012.05.27 Sunday 
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言狩2

馬の瞳も零下に碧む峠口   飯田龍太

この句の季語を「零下」と言っていいのかどうか。摂氏零度より下の気温のことを「零下」と言ったわけだけれど、なかなか強引な言葉の使い方で、こういった類いの言葉の使い方は、平成の俳句には少ない気がする。

たとえば、「炎昼」という季語は山口誓子以来の言葉だし、「万緑」というのも、草田男が漢詩から引っ張り出してきたもので、これも独創に近い。

これらの言葉は、独創といえば格好いいが、その実読者の共感を得にくいという危険もある。しれっとした顔で歳時記に載っているけれど、生まれてたかだか百年にも満たないこれらの言葉は、まだどこか耳馴れない印象。

一方で、これらの言葉は、従来の詩情を拒んで新たな詩情を開拓しようとするときには、むしろ使いよい言葉とも言える。従来なかった言葉に、従来の詩情は無縁だ。新たな言葉によって新たな詩情を表現する。それを誓子や草田男や龍太は狙っていたんだろう。

それは、後になってみればモードかもしれないけれど。

目つむれば欅落葉す夜の谷   飯田龍太



2011.09.24 Saturday 22:05
kotokari -
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2012.05.27 Sunday 22:05
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