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一定期間更新がないため広告を表示しています 2012.05.27 Sunday
- - 2010年は
雨だったり、晴れだったりしました。 夜
音楽
小さいとき、テレビを見ていて、夜だったろうか、 それは、かなしい曲を聴いた。 母にいったいこれは何の曲かとたずね、 ビートルズのイエスタデーだと、 何の悲しさもない声でこたえた。 その悲しさのなさをかなしみ、 意味がわからないのに、あるいは、 それゆえ、かなしむ。 夜のくらさをおそれ、 つまり、結局は世界をこわがっていたのだと、 知った今でも、やはり、かなしく、 悲しい旋律を保ちつづける、イエスタデーは。 夜は。 ・ きょうは、ねます。 「傘」の反響は
俳句年鑑に「傘」が取り上げられています。 筑紫磐井さん、小川軽舟さん、山西雅子さん、ありがとうございます。 第二号もがんばります。 結社誌、同人誌としては「天為」「里」の各誌にとりあげられています。 (そしてわざわざ送っていただきました。ありがとうございました。) ・ 俳句年鑑で小川軽舟さんが30代以下の俳人の評をしています。 選がいいのか、みんないい句つくるなー! しかも結社誌含め各雑誌の若手の作品をきちんとチェック、 かつ読み込んでいるのがわかります。 これは、すごいことです。 膨大は俳句が活字としてあるなか、なかなかできないことです。 ふつうはいい俳句だけ読んでいたいもの。 玉石混淆のものを読むには、集中力と好奇心が不可欠。 ・ 安東次男の「芭蕉連句評釈」を読んでいると、 虚子の作品がいかに「俳句」かよくわかりました。 結局、一句で完結しているんです。 虚子よりも、田中裕明という俳人のほうが、 ずっと「連句」らしさをもっている感じがします。 舌足らずであり、読者に対してわがままです。 じぶんは、それでいいとも思っているふしがありますね。 ときに
木枯やいつも前かがみのサルトル 裕明 非論理的な
韻文はとてもくるしい形式なので、 意味がないまま駆けぬけていった方が気分が伝わるようです。 しかし、じぶんがきょうで死んでしまうとして、 そこに意味のない言葉をのこす勇気は普通はなくて、 何かしら深遠なものを残したがるので、 結局でこぼこしたつまらない言葉のつらなりが出てくるわけです。 それを回避するには回想しないことが大事かもしれない。 思い出さないこと。 思い出すと、引っぱられるから。 きょうは死なないと思うと、緊張感がなくなってだらける気がします。 だらけてもいいんですが。 エビフライに醤油
「あずきちゃん」という漫画がある。 小学生のあずきちゃんはゆうのすけくんに一目ぼれなのだ。 ゆうのすけくんはエビフライに醤油派なのだ。 かっこいいのに。かっこいいのにエビフライに醤油、というのがいいのだ。 で。 中学生のあずきちゃんのストーリーがいいのである。 竜一がいいおとこなのである。 さらに言えば、漫画がおすすめである。あんまりアニメになって動く必要性を感じない漫画なのだ。 青春には静的なものが似合う。ファンタジーには動的なものが。 ひとさらい
歌集「ひとさらい」より。 「スライスチーズ、スライスチーズになる前の話をぼくにきかせておくれ」 笹井宏之の短歌は気体のようにすかすかしている。 斎藤茂吉の『赤光』を読むと、「実相観入」という言葉を思い出すのだけれど、そんな言葉は まるでおかまいなしの、すかすかの言葉。 えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい えーえんと口から、なのか、えーえん解く力なのか。 泣いているみたく、あるいは叫んでいるみたく。永遠って言葉はこんなに頼りない。
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